外壁塗装の塗料はどれを選ぶべき?種類別の特徴や選び方を解説

外壁は家や建物において外観の多くを占めるため、建物全体の印象を決める外壁塗装は重要です。
しかし、外壁塗装は時間とともに雨風や紫外線などにより劣化します。
外壁塗装の劣化は見た目を古い印象にするのに加え、建物の劣化を早める原因にもなるため塗り替えが必要です。
この記事では、ビルやマンション、アパートなどの外壁塗装をお考えのオーナー様に向けて外壁塗装はなぜ必要なのか、外装塗装に使用する塗料の種類や選び方、タイミング、業者を選ぶ際の注意点などについて解説します。
外壁塗装で塗料選びが失敗につながる理由
外壁塗装において塗料選びを誤ると、施工後のトラブルや想定外のコスト増加につながります。
特にマンションやビルでは、建物規模や使用環境が複雑であり、戸建てと同じ判断基準では対応できません。
以下にて、塗料選びが失敗につながる主な理由について解説します。
塗料知識不足による判断ミス
塗料ごとの耐久性や機能性を十分に理解しないまま選ぶと、建物条件に合わない施工となりやすいです。
結果として、防水性や保護性能が十分に発揮されないケースが見られます。
建物条件を考慮しない選定
外壁材の種類や立地環境を考慮せず塗料を選ぶと、密着不良や劣化促進につながります。
特にビルでは環境負荷の影響を受けやすく注意が必要です。
外壁塗装が必要なのはなぜ?
外壁塗装は、建物の印象を決める重要な要素であり、建物を劣化の原因となる外的要因から守る大切な役目があります。
外壁塗装が必要な理由は以下の通りです。
- 雨風、紫外線などの外的環境から守るため
- 住まいの外観をきれいにするため
- 資産価値を維持するため
外壁塗装には建物を保護する役割があります。
風や雨、紫外線から建物を守っている塗装は日々ダメージが蓄積され徐々に劣化するため、定期的に塗り替えるメンテナンスが必要です。
塗装は、一般的に汚れや退色などが目立ち始める「10年」を目安に塗り替えすることをおすすめします。
また、外壁塗装の塗り替えには建物の外観を美しくする効果があり、寿命を延ばす効果もあります。
さらには建物の資産価値を下げず維持する効果も期待できるでしょう。
建てた年が同じ建物が2つあり、片方は外壁塗装などのメンテナンスがしっかりとされている建物と、建ててからとくに何も手入れされていない建物では価値に差が出ます。
メンテナンスされた建物はされていない建物に比べて長く住み続けられ、メンテナンスにかかる費用が少なくて済むためです。
外壁塗装に用いる塗料の種類
外壁塗装の塗料は含まれる成分や機能、用途などによって分類され、それぞれ耐用年数や価格が変わります。
目的や予算などを検証し、適した塗料を選ぶことが大切です。
塗料の種類によって、外壁の見た目や耐久性は大きく異なります。
ここでは、代表的な塗料8種類について、特徴および選び方を解説します。
アクリル塗料
アクリル塗料は安価ですが、外壁塗装での使用頻度は減っています。
アクリル塗料は汚れが付きやすく、また紫外線にも弱く耐久性も低いため、より高機能な塗料が多数出現している現在では、外壁塗装用の塗料として主流ではなくなってきているのです。
そのため、アクリル塗料の使用は、塗り替えを頻繁にするため塗装を長持ちさせる必要がない場合にすると良いでしょう。
シリコン塗料
シリコン塗料は高い耐久性や撥水性、透湿性を持つ塗料として知られ、現在外壁塗装の塗料として主流です。
シリコン塗料には「アクリルシリコン」というアクリルとシリコンを配合したものが使われています。
やや密着性が弱く、下塗りの工程を丁寧にすることと相性の良い下塗り剤を選ぶ必要があります。
伸縮性も弱いためひび割れやすい面もありますが、使い勝手の良さやメンテナンスにかかる手間、コストの面から迷ったらシリコン塗料を選んでおけば良いとも言われています。
水で薄めて使う「水性シリコン塗料」は、有機溶剤で薄める溶剤系塗料よりもにおいがなく、環境にも優しいと言えるでしょう。
しかし、水性シリコン塗料が向いていない素材(金属など)の場合は、溶剤系の塗料を使用する方が良いケースもあります。
ウレタン塗料
シリコン塗料の前は、外壁塗装の塗料はウレタン塗料が主流でした。
最近ではアクリル塗料とともに、ウレタン塗料を外壁塗装に使用することは減ってきています。ウレタン塗料は柔軟性および密着性が高く、光沢がありひび割れしにくいため雨戸や雨樋などの塗装には最適です。
しかし耐熱性が低いため、陽が当たる部分への塗装には向いていません。
ウレタン塗料はアクリル塗料同様、できるだけ費用を安く抑えたい、塗り替えが多くそれほど長く持たせる必要がないという場合に限り使用することをおすすめします。
フッ素塗料
フッ素塗料は、フッ素樹脂を使用した塗料です。
フッ素塗料は、紫外線や酸性雨への耐性が高く、汚れも付着しにくいという特性があります。
雪が積もりにくいため、雪の多い地域では屋根塗装に使われる塗料です。
耐用年数も長く(15年~20年)、気候条件が厳しくても対応できるなどメリットが多いフッ素塗料は、その分シリコン塗料などと比べ費用が高く、一般的な住宅においては外壁よりも狭い面積の屋根に使用されることが多いでしょう。
費用は高くても塗り替えの頻度が減るため、結果的にコストカットになる塗料であると言えます。
とくに、足場を組む必要がある橋など狭く傾斜がある場所や、高層ビルなど高さがある建物向きです。
フッ素塗料は塗膜が固いためひび割れやすく、塗装技術が低いと剥がれてしまう可能性があります。
関連記事:ビルの外壁塗装工事の費用は助成金で抑えられるのか?
関連記事:フッ素塗料は外壁塗装におすすめ?価格相場や注意点を解説
無機塗料
無機塗料はケイ素などの無機物を原料に作られた塗料で、有機物をほとんど含みません。
ケイ素はガラスなどの主原料として身近なものです。
無機物は紫外線により劣化しにくく、他の塗料よりも耐久性が高く燃えにくいという特長があります。
無機塗料の価格は他の塗料と比較してやや高めですが、耐用年数が長いため塗り替えなどのメンテナンスの回数が減り、コストを抑えられるのがメリットです。
またカビやコケなどが発生しにくく、長期間美しい外壁を保てます。
また、フッ素塗料同様、塗膜が固くひび割れやすいことから塗装には高い技術が必要です。
関連記事:無機塗料で外壁塗装を行うメリット・デメリットを解説
ラジカル制御型塗料
ラジカル制御型塗料(ハイブリッド塗料)は、塗料に含まれる顔料が紫外線にさらされることによって発生し、塗膜の劣化の原因となる「ラジカル」成分を抑える力をもつ塗料です。
そのため劣化しづらく、また防汚性、耐候性にも優れています。
「ラジカル」とは、他の「ウレタン塗料」や「シリコン塗料」とは違い、塗料に含まれる成分の名前ではありません。
これまでの塗料に劣化を抑える成分を配合したものがラジカル制御型塗料です。
ラジカル制御型塗料には、ラジカルを抑制するための成分として「高耐候酸化チタン」と「光安定剤」が配合されています。
高耐候酸化チタンは、ラジカルの発生原因となる「酸化チタン」をコントロールし、光安定剤は発生したラジカルが拡散するのを防ぐものです。
ラジカル制御型塗料はこの2つの成分が働き、劣化しにくく雨風にも強い塗料となります。
ラジカル制御型塗料は価格面ではシリコン塗料と同じくらいです。
しかし、シリコン塗料よりも耐用年数が1〜2年ほど長いため、近年注目されています。
デメリットは比較的新しい塗料のため、製品の選択肢が少ないことです。
光触媒塗料
光触媒塗料は、塗装すると酸化チタンの層ができます。
酸化チタンは紫外線が当たると汚れを分解して水と結びつき、外壁の汚れを雨で流し落とすため外壁を美しく保てます。
光触媒塗料の塗装は難易度が高く、限られた業者しかできません。
また、汚れだけではなく塗膜自体を分解し耐久性が想定していたよりなかったこと、価格が高く日光の当たらない面の効果が少ないなどの理由で、取り扱うメーカーが少なくなっています。
遮熱・断熱塗料
遮熱塗料は日光を反射する塗料です。
室内に伝わる熱を軽減して暑さ対策になります。
一方、断熱塗料は「熱伝導」を抑える塗料です。
つまり、熱だけでなく寒さの原因となる冷気も遮断し、室内の温度を快適に保つ効果があります。
遮熱塗料は、室内温度を下げ気温が高い夏でも快適に過ごしたい方向けの塗料で、断熱塗料は節電や省エネ対策をしたい方向けです。
断熱塗料は遮熱塗料やその他塗料と比較して高機能であるため価格も高くなりますが、遮熱・断熱塗料には助成金制度を利用できる可能性があります。
マンション・ビルで重視すべき塗料性能

マンションやビルの外壁塗装では、見た目だけでなく建物全体の維持管理を見据えた塗料性能が求められます。
こちらでは、マンション・ビルで特に重視すべき塗料性能について解説します。
耐久性と耐用年数
マンションやビルでは、足場設置や工事調整に多くのコストがかかります。
耐久性が高く耐用年数の長い塗料を選ぶことで、再塗装の頻度を抑えやすくなります。
防水性と劣化防止
外壁の防水性が低下すると、雨水の浸入や下地劣化を招きます。
防水性や劣化防止機能を備えた塗料は、建物全体の寿命延長につながります。
塗料の選び方
ここでは、さまざまな塗料の種類がある中で、適切な塗料を選ぶために押さえておくべきポイントについて解説します。
予算や目的などを総合的に見てバランスの良い塗料を選びましょう。
価格
塗料の価格が安いのはアクリル塗料、ウレタン塗料です。
中間の価格帯にあるのがシリコン塗料やラジカル制御形塗料、その上が遮熱・断熱塗料、高価格帯にあるのがフッ素塗料や無機塗料です。
アクリル塗料やウレタン塗料の価格は、高価格帯のフッ素塗料や無機塗料のおよそ1/3の価格です。
しかし耐久性が低いため塗り替えの頻度が高くなり、長い目で見るとトータルのコストはかさむことになります。
目的
外壁塗装の目的は大きく分けると「長持ちする建物にするために保護する」または「建物の美観を保つ」の2つです。
建物の保護を目的とする場合は耐久性が高い塗料を選択しなければなりません。
また経年劣化による退色や汚れ、ツヤがなくなるのを防ぐには汚れがつきにくく落ちやすい塗料を選ぶことが大切です。
これらの目的を満たすにはフッ素塗料、無機塗料、ラジカル制御型塗料、光触媒塗料が選択肢となるでしょう。
見た目
外壁塗装の色は家や建物の印象を左右するため、慎重に決める必要があります。
好みの色であることが大前提ですが、メンテナンスの頻度を増やしたくないのであれば汚れが目立ちにくい色にすることも大切です。
汚れが目立ちにくい色には淡いグレーやアイボリー・クリーム・ベージュ・淡いブラウン・淡いグリーンなどがあります。
また、色の系統が同じでも濃さや明るさによりイメージが変わるため、色見本を見て希望する色味に近いものを選びましょう。
また、色味だけでなくツヤありを希望するのか、マットな仕上がりを希望するのかによっても見た目の印象は変わります。
関連記事:アパートをおしゃれに見せる外壁塗装とは?コツや注意点も解説
関連記事:マンションの外壁塗装に人気の色は?成功のポイントを解説
関連記事:アパートの外壁は何色がよい?色を選ぶ際のポイントを紹介
塗料の耐用年数と修繕計画の考え方
外壁塗装に用いる塗料の耐用年数は、長期修繕計画の精度に大きく影響します。
マンションやビルでは計画的な修繕が求められるため、塗料の性能を把握せずに選定すると、想定外の再工事が発生するおそれがあります。
耐用年数を正しく理解し、修繕計画と整合性を取ることが、安定した建物管理につながります。
以下にて、塗料の耐用年数と修繕計画の関係性について解説します。
長期修繕計画との関係性
長期修繕計画では、外壁塗装の実施時期を前提に資金計画が立てられます。
耐用年数の短い塗料を選ぶと、計画の見直しや追加負担が生じやすくなります。
再塗装周期の目安
塗料ごとの再塗装周期を把握することで、修繕時期の予測がしやすくなります。
計画的な再塗装は、建物価値の維持にもつながります。
塗料を選ぶ際に注目すべきポイント
適切な塗料を選ぶためには、耐久性および外壁材との相性を考える必要があります。
ここではそれぞれのポイントについて解説します。
耐久性があるか
外壁塗装の塗料を価格の安さだけで選ぶのは得策とは言えません。
最適な塗料を選ぶには、価格と耐久性のバランスを考えて選ぶと良いでしょう。
たとえば、価格が安いアクリル塗料やウレタン塗料を選んだ場合、耐久性が低く耐久年数も短いため、すぐに塗り替えが必要です。
アクリル塗料は3~5年、ウレタン塗料は5~7年が耐久年数と言われており、これはシリコン塗料の約10年と比較して短く、結果的に手間も費用も必要になります。
おすすめはシリコン塗料で見積もりを作成してもらい、その価格を基準に価格を下げたいならアクリル塗料やウレタン塗料、予算に余裕があるならより高機能なラジカル制御形塗料やフッ素塗料にする見積もりをもらうようにする方法です。
関連記事:20年を超えたら寿命?塗料ごとに外壁塗装の耐用年数を紹介
関連記事:アパートの外壁塗装で入居者が感じるストレスや対策法を紹介
外壁材と相性が良いか
塗料を選ぶ際には、塗料を塗る外壁材との相性を考える必要があります。
外壁材の種類やダメージの状況により適切な塗料は変わります。
選択を間違うと、外壁および建物自体の劣化を早めることになりかねません。
現在の住宅では外壁材として多く採用されている素材は「サイディング」と「モルタル」です。
また、サイディングには「窯業系」「金属系」「樹脂系」「木質系」があり、窯業系、金属系が主に使われています。
サイディングとは外壁に使われるパネル状の仕上げ材を指し、モルタルに比べ工期が短く手間が省ける外壁材です。
価格も安く、デザインが豊富なため、人気となっています。
中でも金属系サイディングは、軽量で耐震性や断熱性にも優れ、水分も吸収しにくいという特徴があります。
少し前まではモルタルが外壁材の主流でした。
モルタルは砂とセメントを混ぜたもので、耐震性や耐火性に優れています。
その他、トタンやコンクリート、ALCといった外壁材もあります。
窯業系サイディングは熱をためやすく、また水を吸いやすい性質があります。
そのため湿気を通過させる、透湿性の高い塗料を使うことが必要です。
透湿性が低いと湿気を逃がせず、塗膜が膨れる可能性があります。
一方、モルタルの外壁にはひび割れを補修する「弾性塗料」が最適です。
モルタルはひび割れしやすく雨漏りを起こすことがあります。
シリコン塗料、フッ素塗料は「硬性塗料」で、乾くと塗膜が固まりひび割れしやすい塗料です。
ウレタン塗料には弾性塗料よりは弱いものの弾性が少しあり、ひび割れ防止の目的で使われることもあります。
屋根塗装と外壁塗装で塗料を分けるべき理由

屋根と外壁は、受ける外的影響が大きく異なります。
同じ塗料では、十分な性能を発揮できない場合があります。
こちらでは、屋根塗装と外壁塗装で塗料を分けるべき理由をご紹介します。
屋根特有の劣化要因
屋根は建物の中でも、紫外線や雨風を最も直接受ける部位です。
日射による高温化と夜間の冷却を繰り返すため、塗膜には大きな負荷がかかります。
また、雨水が滞留しやすく、防水性能が低下すると下地劣化や雨漏りにつながります。
外壁と同じ基準で塗料を選ぶと、想定より早く劣化が進行するおそれがあります。
屋根専用塗料の必要性
屋根専用塗料は、耐熱性や耐候性を重視して設計されています。
紫外線による塗膜劣化を抑制し、温度変化にも追従しやすい特性を持ちます。
外壁用塗料と使い分けることで、再塗装周期の安定化や維持管理コストの抑制が期待できます。
外壁塗装の塗装方法
外壁塗装の塗装方法には使う道具によって「刷毛塗り」「ローラー塗装」「吹き付け塗装」があります。
それぞれの塗り方について解説します。
方法①ローラー塗装
ローラー塗装は塗料をローラーという道具につけて塗装する方法です。
塗料が飛び散りにくく、隣の建物との距離が近い場合に便利です。
ローラー塗装は、塗装面積が広い場合でもスピーディーに塗装できるのがメリットです。
ローラーのサイズはレギュラー、ミドル、スモールの3種類あります。
レギュラーは比較的広い面積、ミドルは中間サイズ、スモールは小さく狭い面積の場所を塗装するときに使用します。
ローラー塗装のメリットは、塗料が飛散しにくく無駄が少ない、道具が扱いやすく塗りやすいといった点です。
塗装する部分によってローラーの種類を変える必要があること、この後解説する「吹きつけ塗装」よりも時間がかかるといったデメリットがあります。
方法②吹きつけ塗装
空気や加圧などにより、塗料を粒子にして吹き付けて塗装する方法です。
吹き付け塗装には、模様がつけやすい、一度に塗れる面積が広く作業時間を短くできるというメリットがあります。
一方、デメリットは塗料が飛び散りやすく無駄が多いこと、風で飛ばされやすく強風の場合は作業できない、隣接する建物が近いと養生に手間がかかる、機械の音が問題になることもあるといった点です。
方法③刷毛塗り
刷毛で塗装していきます。
ローラーや吹き付け塗装よりも狭い場所でも塗れるのがメリットで、部分的な補修に向いています。
しかし、塗装面積が広い場合には不向きであり、仕上がりに経験と技術の差が出やすいのがデメリットです。
外壁塗装を考えるタイミング
外壁塗装の寿命は通常10年、長くて15年程度といわれ、海の近くなど環境によってはもっと短くなることも珍しくありません。
表面的には目立って起きていなくても、内部では劣化が進んでいることが考えられます。
目安として新築または前回の塗装から10年が過ぎたら塗り替えを検討しましょう。
外壁にひび割れが見られたとき
外壁塗装が劣化すると、塗料のひび割れなどの症状が現れはじめます。
ひび割れは「クラック」とも呼ばれ、髪の毛のように細いひび割れが入る状態が「ヘアークラック」です。
ヘアークラックは、塗膜にひびが入っている状態であり、すぐに対処しなければならない症状ではありません。
しかしクラックが深い、あるいは大きく目立つ場合は、塗装の下、外壁材も割れているかもしれません。
こうなると雨水が建物に侵入する可能性があるため、早急な対応が必要です。
外壁が色あせや汚れが見られたとき
色あせや変色、カビやコケの発生などを含む汚れが目立ちはじめたら塗り替えを考えるタイミングです。
色あせや変色は主に紫外線によって起きる劣化です。
著しく色褪せしている場合、建物を保護する機能が低下していると考えられるため早めに塗り替えましょう。
また塗膜を触ったときに、指に白い粉がつく現象をチョーキングと言います。
薄く付くときは2~3年、しっかりと付く場合はできる限り早い塗り替えが必要です。
塗装の剥がれや雨漏りが起きたとき
塗装が剥がれるのは塗料が外壁に密着していないためです。
紫外線や雨風によって起きる劣化が原因の場合と、下地処理が不適切だったなどの「施工不良」が原因の場合もあります。
いずれの場合も、外壁塗装の剥がれは早急に対処しなければなりません。
剥がれを放置すれば範囲が広がり、雨水が建物内に浸入して雨漏りを発生させたり、外壁材の腐食を招き建物の寿命を縮める可能性があります。
水性塗料・油性塗料の選択判断ポイント
外壁塗装では、水性塗料と油性塗料の特性を理解した選択が求められます。
建物条件や周辺環境により、適した塗料は異なります。
こちらでは、水性塗料・油性塗料の選択判断ポイントをご紹介します。
密着性と施工条件
油性塗料は密着性が高く、下地の状態が厳しい場合でも安定した塗膜を形成しやすい特徴があります。
一方、水性塗料は下地処理や施工条件が整っていれば十分な性能を発揮します。
外壁材の種類や既存塗膜の状態を確認したうえで、適切な塗料を選定することが重要です。
臭気・周辺環境への配慮
水性塗料は臭気が少なく、入居者や近隣環境への影響を抑えやすい利点があります。
マンションやビルでは、居住環境や業務への配慮が求められるため、選定時の判断材料となります。
外壁塗装業者を選ぶ際の注意点
優良な外壁塗装業者を選ぶためには、複数の業者に見積りを依頼する「相見積もり」が大切です。
最低でも2~3社に見積書を作成してもらい比較することをおすすめします。
相見積もりのメリットは、見積り価格を比較することにより相場を知れるほか、複数の業者の意見が聞けるため、客観的な判断が行いやすい点です。
見積り内容と下地処理の確認
外壁塗装の場合は見積り内容をチェックし、下地処理もしっかりと手を抜かずに行ってくれる業者を選ぶ必要があります。
下地処理が疎かになっていると塗装が密着せず、早い段階で剥がれなどが発生しやすいため注意しなければなりません。
契約前に確認すべきポイント
契約を結ぶ前には金額と工程内容の確認を必ず行い、疑問点があれば担当者に質問し、不明な部分をゼロにしておきましょう。
施工実績と信頼性の見極め
また、ホームページや口コミサイトなどを参考にして、これまでの施工実績を確認することも大切です。
その際には各工程の写真などがあると信頼性が高まります。
外壁塗装は専門業者を選ぶ
その他、とくに外壁塗装の場合は「外壁塗装の専門業者」を選ぶようにしましょう。
外壁塗装を手掛ける業者にはハウスメーカーやリフォーム業者、ホームセンターなどがありますが、中間マージンの発生などにより、専門業者に依頼するよりも割高になることがほとんどです。
注意すべき業者の特徴
また訪問販売でくる業者には注意し、絶対にその場で契約するようなことはしないようにしましょう。
見積り時の対応と調査姿勢
また、見積りの時点での対応や塗装を行う部分の調査が雑でないか、良い点ばかりではなくデメリットも説明してくれるか、調査の結果を逐一報告してくれるか、といった部分も確認しておくことが大切です。
関連記事:外壁塗装業者を選ぶ際のポイントとは?悪徳業者の特徴も紹介
関連記事:アパートの外壁塗装に補助金・助成金を使う流れを解説
塗料選定と同時に検討すべき工事項目
外壁塗装を行う際に塗料選定だけでなく関連工事を同時に検討することによって、建物全体の耐久性向上につながります。
塗装のみを優先すると、後から別工事が必要となり、結果的にコストや工期が増えるおそれがあります。
外壁は塗膜だけで保護されているわけではなく、防水層やシーリング、下地の状態が性能を左右します。
防水性が低下したまま塗装を行うと、内部劣化や雨漏りを見逃す原因になります。
事前の外壁診断や下地補修を含めて計画することで、塗料本来の性能を長期間維持しやすくなります。
外壁塗装は建物を守るために重要
外壁塗装は建物の美観を保つほかにも、建物を劣化の原因となる紫外線や風雨から守り、資産価値を維持するという重要な役割があります。
外壁塗装に使用する塗料は、アクリル塗料やウレタン塗料などの安価なものから、現在主流となっているシリコン塗料やラジカル制御型塗料、フッ素塗料や光触媒塗料などの高価な塗料までさまざまです。
各塗料の特徴を押さえ、コスト面や機能面、耐久性などのバランスを考えて目的にあった塗料を選びましょう。
外壁塗装の塗り替えのタイミングは、10年が目安と言われています。
しかし、剥がれやひび割れなど、外壁塗装の劣化状態によってはそれよりも早く塗り替えが必要です。
劣化を放置すると建物の劣化を早めてしまうことになりかねないため、外壁の状態は日ごろからチェックしておきましょう。
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専門業者に相談すべき塗料選びのタイミング
外壁塗装の塗料選びは、一定の知識があっても自己判断に限界があります。
建物の劣化状況や外壁材の状態は外観だけでは把握しにくく、誤った判断が施工後の不具合につながる場合があります。
塗料のグレードや機能性で迷ったときや、修繕計画との整合性に不安がある場合は、早い段階で専門業者に相談することが有効です。
専門的な診断をもとに判断することで、無駄のない塗料選定につながります。
おわりに
本記事では、外壁塗装で使用する塗料の種類と、失敗を避ける選び方について解説しました。
外壁塗装は雨風や紫外線から建物を守り、外観と資産価値の維持につながります。
塗料はシリコン・フッ素・無機などがあり、耐久性や機能性、予算のバランスで選定します。
塗り替えは10年を目安に、ひび割れや剥がれ、雨漏りがあれば早めの対応が有効です。
相見積もりと下地処理の確認を行い、集合住宅の改修実績がある専門業者へ相談しましょう。
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